シンスプリントの治療法・治し方

スポーツ障害として10代に最も多発するシンスプリントの治療法や予防方法、シンスプリントの特徴を解説しております。

治療法の基本は安静から

 シンスプリントの治療法は基本的には絶対の安静が一番です。

 シンスプリントは脛骨疲労性骨膜炎と呼ばれるように骨膜に炎症を生じる障害のひとつです。

 この骨膜炎は継続的に繰り返し骨膜に負担が加わることによって炎症を発症しております。

 シンスプリントは、そもそも使いすぎ症候群と呼ばれる、
●オーバーユース
 が発端で発症するパターンが大半を占めるスポーツ障害なのです。

 オーバーユースの代表としては、野球肩などの
●ローテーターカフの磨耗
 による障害やテニス肘などがありますが、シンスプリントも同じく使い過ぎが原因である場合が多いのです。

ギプス固定や手術は原則不要

 シンスプリントの治療では骨折時や捻挫、靭帯損傷時に行われるギプス固定などの処置は原則として行いません。

 後述する疲労骨折の初期症状を示している場合などは運動制限を加える目的においてギプス固定を取り入れる処置を実施するケースも考えられます。

 しかし、回復期には血行を促進させる事も重要となるため、シンスプリントの治療は安静を保つ「運動制限」を主体とした治療方針となります。

 尚、運動直後に痛みが強く生じるようなケースでは、アイシングを主体とした処置を施し患部に発生する炎症を制限します。

 自覚症状としての痛みがなくなり、少しずつ現場に復帰する場合に炎症が起きた場合はアイシングを主体とした治療を行い、平常時は安静を保つ保存療法が主体となります。

松葉杖などの装具の使用について

 シンスプリントの診断を受けた場合、病院によっては松葉杖を使用するよう促される場合もあります。

 このような装具を利用する治療を装具療法と呼びますが、シンスプリントの痛みの症状が強く出ている場合は、既に患部に強い炎症を生じているケースが大半です。

 足は特に運動をしていなくても日常生活程度の動作でも常に体重がかかる部位でもあるため、治療段階では出来る限り負担を軽減しより早く炎症を抑制させる事が重要となります。

 その為、装具を活用する事で治療期間の短縮化を図ることも期待できるのです。

 尚、患部の炎症の対処法としては非ステロイド系の抗炎症剤などの塗り薬を併用して治療を開始するケースもあります。

 シンスプリントの疑いがある場合はまず、病院で診察を受け早い段階で治療を開始していくことが大切です。

疲労骨折に繋がるケース

 病院の医師の診断によっては、「シンスプリントは運動してもOKですよ。」と診断する場所もありますが、実際に子供が運動を始めた場合は、痛みに合わせて運動をセーブする事が出来ないものです。

 シンスプリントはそのまま運動を続けると、場合によっては
●疲労骨折
 に繋がり、こうなるともう数ヶ月の安静が必要となります。

 シンスプリントから疲労骨折へ進行するケースも珍しいケースではない為、やはりまずは何よりも安静、そして運動の制限が必要となります。